反対討論

 

大野市議会議員のダニエル益資です。市民の代表として、討論を致します。

 

議案第1号 令和2年度大野市一般会計予算案

について反対の立場で討論いたします。また、

 

陳情2号 お清水エリアの湧水汚染の風評被害の防止に関する陳情 を趣旨採択とすることについて反対

 

陳情3号 お清水エリアの公共下水道事業の見直しに関する陳情書 を不採択とすることについて反対

 

陳情5号 名水百選「御清水」(殿様清水)を残すための陳情 を不採択とすることについて反対

陳情9号 関電原発にかかわる不正資金還流の真相究明をもとめる陳情 を趣旨採択することについて反対

 

の立場で討論いたします。

 

議案第1号令和2年度大野市一般会計予算案について、予算案の全ての項目について反対というわけではありませんが、市民感覚からすると一部の支出について非常に費用対効果が悪いのではないかと感じられるところがあります。

 

まず最初に、一般質問で取り上げた予算に関する説明書37ページの「市内路線バス等運行事業」について、6557万9千円の支出が計上されていますが、その中にまちなか循環バスのための予算が含まれております。このまちなか循環バスは1日の乗客数が非常に少なく費用対効果が非常に悪いと多くの市民が感じており、早急に廃止し、新しいスタイルの公共交通サービスを市民に提供すべきと考えます。あわら市で運行されているような、比較的成功しているオンデマンド型乗り合いタクシーを参考にし、車を利用できない市民が比較的自由に移動できる公共交通サービスを開始するための予算を計上すべきです。特に、大野市民が福井市の総合病院に通う際、車がなければ市内のバス停にたどり着くことも非常に困難です。また、週末・休日といった毎日学校に行く必要がない高校生にも、オンデマンド乗り合いタクシーは低コストで使い勝手の良いシステムです。運転手の確保も民間のタクシー会社や運転代行業者と協力すれば十分解決可能で、市内民間企業の経営にも貢献できる一石二鳥の妙案だと思われます。大野市役所は新しいスタイルのサービスの導入について、出来ない理由を並べて古いやり方に固執するのではなく、市民の利便性を最優先にしたサービスの検討を速やかに始めるべきだと私は考えます。そのため殆ど誰も乗らないまちなか循環バスに予算をつぎ込むことは税金の無駄遣いとしか言いようがなく、私は予算の計上に反対いたします。

 

次に、予算に関する説明書79ページに示されている「シルバー人材センター補助」に2512万9千円の予算が計上されていることについて、大野市のサポート事業費がそのうちの1700万円であります。大野市の人口の3倍を擁する坂井市の補助額が806万円であることを考えると、その2倍以上の額がサポート事業費に回されていることになります。これについて産経建設委員全員が納得できるだけの十分な理由が提示されなかったため、補助金の減額が可能なのかどうか再検討すべきだと思い、この部分の予算の計上には賛成できかねます。

 

3つ目に、予算に関する説明書85ページに農林学舎運営事業に4017万3千円が計上されておりますが、費用対効果の観点から、いくら大野市の農家のためとはいえ年間4000万も使ってあのような事業が必要なのか理解に苦しみます。それだけの大金を使わなくても、効果的に大野の農産物をアピールできる手法があるはずです。この支出について、農作物販売の目的が先ではなく、農林学舎を存続させることが先に来ているように見えるため、この支出には反対です。万年赤字経営の平成大野屋と農林学舎の合併を含め、費用対効果を十分考慮した財政政策を多くの市民が望んでいることを鑑み、市当局は市民の思いを反映した予算を組むべきだと思います。

 

4つ目に、予算に関する説明書127ページに書かれている「小学校スクールバス運行経費」について2280万7000円計上されており、その中に乾側小学校の生徒がバス通学をするための費用が779万円という説明を受けました。しかしながら本年度中に近隣の小学校に先行再編すれば、更にその費用を節約できるのではないでしょうか。779万円という支出額についても、教育委員会の中で再度検討する余地があるものと考え、今回の予算計上に反対します。

 

この4つの予算を執行しなければ、

● まちなか循環バス 約2000

● シルバー人材センター補助 約1700

● 農林学舎 約4000

● 蕨生小学校へのバス運行費 約780万円

で合計約8500万円の経費が削減でき、8000万円あれば大野市の全ての小学生の給食費を無償化できます。早急に費用対効果の悪い行政サービスを停止、または縮小し、市民に直接還元できるようなサービスにお金をつぎ込むべきだと信じます。

 

次に、陳情2号 お清水エリアの湧水汚染の風評被害の防止に関する陳情 を趣旨採択とする委員会判断についてですが、私は正式に採択すべきだと考えております。お清水は大野市最大の観光名所の1つであり、他に代えがたい価値を持っているものであります。そのため大野市議会としてもお清水の風評被害につながる要素は極力排除していくといった強い姿勢を示すべきであり、「趣旨採択」という玉虫色の判断ではなく、正式な採択をして頂けるよう、議員の皆さまにお願いしたいと思います。

 

同じく陳情3号お清水エリアの公共下水道事業の見直しに関する陳情書 を不採択とする委員会判断に対して反対の意を申し上げます。地元住民が反対の声を上げる中、お清水エリアにおいて公共下水道事業を市当局が強行することは、将来に禍根を残すことにつながり、住民の意向を最大限優先するといった民主主義の原則に反するものと考えます。私は議員として、市当局と住民双方が納得のいく汚水処理の方法を根気強く模索すべきだと考えます。

 

陳情5号 名水百選「御清水」(殿様清水)を残すための陳情 を不採択とすることについて反対をいたします。市民の思いを代表する市議会が、名水百選「お清水」はかけがえのない大野市の財産であることを、陳情の採択によって強く意志表明をすることは非常に重要な行為であると考えます。よって議会の議決として正式にこの陳情を採択するよう、議員の皆様にもお願いしたいと思います。

 

最後に、陳情9号 関電原発にかかわる不正資金還流の真相究明をもとめる陳情 を趣旨採択することについて反対します。長年にわたって行われてきた関西電力と地元自治体の不正な行為について、大野市は当事者ではないものの、大野市議会としても不正行為を糾弾する強い姿勢を示すことは、大野市を代表する議決機関として当然のことと思われます。したがって、趣旨採択という曖昧な意思表明ではなく、正式に採択をすることで、市内外の皆さまに対し、公正な政治を貫く大野市議会をアピールすることこそ、今私たち議員一人一人が求められていることだと確信しております。故に、議員も皆様におかれましても、この陳情を趣旨採択ではなく、正式に採択をして頂けるよう、この場をお借りしてお願いを申し上げる次第です。

 

 

総括しますと、

議案第1号 令和2年度大野市一般会計予算案 について反対

 

陳情2号 お清水エリアの湧水汚染の風評被害の防止に関する陳情 を趣旨採択とすることについて反対

 

陳情3号 お清水エリアの公共下水道事業の見直しに関する陳情書 を不採択とすることについて反対

 

陳情5号 名水百選「御清水」(殿様清水)を残すための陳情 を不採択とすることについて反対

陳情9号 関電原発にかかわる不正資金還流の真相究明をもとめる陳情 を趣旨採択することについて反対

 

これらの議案1件、及び陳情4件の委員会報告に対する反対意見を、大野市議会議員の1人としてこの場で表明いたします。

 

これで私の反対討論を終わります。