議案第27号 令和2年度大野市一般会計補正予算(第2号)に対する反対討論

反対討論

 

大野市議会議員のダニエル益資です。議案第27号 令和2年度大野市一般会計補正予算(第2号)について反対の立場で討論いたします。

 

今回の補正予算案33億7273万円の殆どが国からの支出金であり、これはこれで早急に大野市民に支給されるべきと考えます。しかしながら、大野市独自のコロナウイルス対策として、「子供に笑顔を届けるテイクアウトチケット事業」に2201万1千円計上されていることについて、もっと効果的な方法で支援ができないか多くの市民が疑問に感じております。その代表的な疑問を3つ指摘させて頂きます。

 

まず第1の疑問は、なぜ、テイクアウトチケットなのか、ということです。テイクアウトチケットそのものを否定するつもりはありませんが、大野市全体で使える商品券のほうが、市民にとって利用価値が高いのではないでしょうか?現在市内の外食産業が大変苦しい状況であるというのは私も感じているところです。しかしながら、他の産業においても経営が苦しいのは同じことであります。故に、外食産業のみを支援するテイクアウトチケットよりも、大野市全体で利用できる商品券のほうが支援の在り方としては適切だと考えます。

 

第2の疑問は、なぜ子供1人に5,000円なのか、ということです。隣の勝山市が中学生以下の子供1人に6万円支給するというのは新聞記事で紹介されている通りです。大野市はこれまでハコモノ建設になるとスピーディーに何億、何十億と予算を投入することで非常に有名な自治体でした。こういう経緯を鑑みると、なぜ今回大野市民を救うために2,200万円の支出しかできないのか理解に苦しみます。今日の朝刊によると、乾側小学校が下庄小学校に編入する方針が決まり、乾側小学校建設に使われる予定だった税金、約2億5000万をコロナウイルス対策に使うべきなのではないでしょうか?

 

ハコモノ建設の時だけ税金を大量投入し、市民を直接救済するときには予算を小出しにするといったハコモノ建設ファースト的な行政は今回を機に改めるべきだと考えます。

 

第3の疑問は、なぜ、子育て世代にしか支援が行かないのか、ということです。今回はコロナウイルス対策ということで、大野市は支援を行うはずです。子育てをしていない世帯にもコロナウイルスの影響で生活が苦しくなった所は多いはずです。子育てをしているしていないに関わらず、困っている人に支援の手を差し伸べるのが行政のあるべき姿だと考えております。我々公務員はどんな災害が起きても収入はさがりません。しかし、民間企業で働いている方々は今回のコロナウイルスの騒動で収入が大幅に下がっています。であれば、彼らの気持ちに寄り添う支援の在り方を考えるべきなのではないか、と思います。市民全体が大野市の支援を享受できるような方法を考え、早急に実行すべきだと考えます。

 

以上の観点から、今回の議案第27号 令和2年度大野市一般会計補正予算(第2号)の「子供に笑顔を届けるテイクアウトチケット事業」については再検討の余地があると考えます。我々市会議員は今回のコロナ対策に対し市長・理事者の皆さんに全面的に協力することは当然のことでありますが、市民に一番近い立場にある市会議員として、より市民のニーズに合った支援をすべきだと考えます。議員の皆さまにおかれましても、我々大野市独自でどういった支援をすべきなのか再度検討の上、採決に臨んで頂けますようよろしくお願い申し上げます。

 

 

これで私の討論を終わります。