フリースクールと「夏休みの宿題廃止条例」

私は福井市でフリースクールを3年間運営してきました。一時期、結構人が入った時期があり、メディアの取材もよく入ってきたのですが、最近は鳴かず飛ばずです。週1回ということもあり、なかなか利用しにくいのもあるかもしれません。また、自治体の適応指導教室も頑張っているので、そちらに行く子も少なくないでしょう。事実、私も適応指導教室を親御さんに紹介したことは何度もあるのです。

 

すると、人口の密集する都会ならいざしらず、地方では交通が不自由なこともあり、なかなかフリースクールが成立しにくい点も挙げられます。地方のフリースクールの児童数も、よく聞いてみると一桁だったりして、そうなると1人の子どもさんから6~7万は毎月頂かないと、運営そのものも大変です。これはもう自分で体験しました。フリースクールでは、どう頑張っても親が裕福な不登校生しか受け入れられないのです。これは厳然たる事実でした。

 

フリースクールを運営している人は大体、何とか理想の教育を実現したい、社会を変えたい、という思いを強く持っています。私もその1人でした。しかし、フリースクールは以下の点で私が探し求めた答えではありませんでした。

フリースクールの問題点
① 運営に費用がかかり、裕福な家庭の不登校生のみが対象となってしまう。
② 子どもは車を運転できないため、地方・田舎では設立地が制限されてしまう。
③ 各自治体には、無料で不登校生を受け入れる適応指導教室がある。
④ 使い勝手の良い補助金・助成金が見当たらない。(家賃や人件費に、お金を使えないようになっている)

社会を変えたり、教育を変えたりするには、また別の方法が必要です。それは自ら行政に携わることではないか、と思いました。言い換えれば、政治家になることです。