【多選の弊害】8年以上はまずい

日本の地方政治でよく見られるのが「多選」である。福井県は特にそれが顕著で、これが続くと有権者は政治に対して白けてしまう。選挙が盛り上がるのは互角に戦える候補者が出てくる時だが、議員も現職の首長に挑戦するのはとても勇気のいることのようだ。

 

新聞でも最近「多選」が議論されているようだが、いろんな政治家を見ていると、最初は若く新鮮なイメージで当選しても、8年以上「ボス」の地位にいると変なことを始める人が結構いるようだ。大野市長も3期12年やっているケースがこれまで多かった。有力な対立候補が出てこない場合、現職は一般市民の意見を聞く必要もそんなにない。トップは忙しいので周りの官僚や特定の団体・企業と交流することのほうが多いだろう。こんなときこそ議員ががんばるべきなのだが、日本の地方議会のイメージは一般的に言って低い。

 

アメリカ大統領の任期も2期8年までと決められている。8年以上大統領をすると、現職はおかしなことを始めることを17世紀の建国当初から知っていたのだ。かつての日本の首相のように1年おきに変わるのも問題だが、地方政治の多選文化もなんとかしなければならない。