政治に関わらないことで既得権益を助ける

最近会ってないのですが、昔「政治なんて馬鹿馬鹿しい、市議会議員なんてバカだ。どんなにお金をもらっても私は政治家になりません」といった福井市の知人がいました。

 

この人は社会改革なことには結構意欲的で、時々社会を変える必要性云々といったことを口にする人でした。以前私が運営していたフリースクールにも何度か来ていました。教育改革の必要という意味では私たちは意見を同じくしていたのですが。

 

社会を変えるには政治家になることが一番効果的な方法だと僕は思うのですが、上の台詞のように、「社会は変えたほうがいいが、政治家にはなりたくない」という人はフリースクール運営してた頃、結構いたのです。その知人もその中の1人でした。

 

「政治がダメだから関わらない」というスタンスは一見格好いいように聞こえるのですが、実は一番しなければいけないことを避けるための口実のようにも聞こえます。むしろ、そんな人はかえって既得権益を助けているのではないでしょうか。

 

たとえば、ある自治体で政治に無関心な人が多く、選挙の候補者もいつも決まった人ばかりだったとしましょう。そうなると政治に民意が反映されず、既得権益の思いのままに政治が動いてしまうのです。

上の知人は、政治的無関心を装うことで、社会を良くするために必要な努力をしないことを正当化しているのだと思います。