浮動票か、組織票か

北○政界という雑誌でも特集があったように、2月の大野市議選の立候補者の予想顔ぶれが少しずつ分かってきた。もちろん2月10日まで本当に出馬する候補はわからないわけで、記事の内容は噂ベースでしかない。それでもこの雑誌、結構読んでいる人はいるようで、市民の間でハナシの種にはなっている。

 

私が着目した点は2つ。候補者の年齢と集票スタイル

今回たくさん立候補する人がいるという噂だが、よくよくみるとまだまだ60歳以上が多い。その次に退職した50代。20代~40代は5人もいなさそうだ。数えるほどしかいない。現役・子育て世代には選挙はハードルが高いようだ。候補者が高齢だと、今後県議や首長を目指したりすることがないと思われるので、当選したら活動が鈍る可能性が高い。何期も当選を重ね、悠々自適の議員ライフを送る傾向がある。市議など選挙期間以外、4年間で一度も会ったことがない人がほとんどではないだろうか。

 

若手は逆に有権者が議員を県議や首長に育てることも可能で、今後の活動によってはこれは市政の活性化に大きくつながると思う。また、議会の年齢構成のバランスをとるために、若い候補者の発掘が求められることが記事からも伺える。

 

次に、集票スタイル。言い換えると組織票ベースか、浮動票ベースかということである。

組織票ベースの場合、新人でも積極的にチラシを撒くことはあまりしない。すでに○○団体の推薦がある人は基礎票があり、雑誌記者でも当落予想がしやすい。予想される候補者の3分の2は何らかの基礎票を持っていそうだ。

 

浮動票ベースの候補者は今ごろ既にチラシを各戸配布しているはずである。大野のように人口が少ない自治体は、候補者自らが回って配布することも可能だ。候補者自らが回るメリットは、うるさい選挙カー演説よりも高いと思う。市政に対する本音を語ってくれる市民も少なくないし、何しろ有権者から直接励まされるのが嬉しい。こういう候補者は雑誌記者でも当落予想がしづらいだろう。

 

よくよく記事を分析すると、2019年の選挙も立候補者の数が多いだけで、旧来型の市政・議会が続きそうな気配が伺える。2023年以降のことを考えると、まだまだ改革の余地が多いように思う。