なぜ数学を勉強するのか

数学はなぜ勉強しないといけないのか。多くの教師・講師が生徒にそう聞かれたことがあると思う。

英語はまだ「将来使うかもしれないから」と言えば、それなりに納得がいく。いつ仕事で国際語である英語を使うかわからないからだ。しかし数学はどうか。生活上でほぼ使うことはない。しかし、そんなに高度な数学は全ての生徒に必要ないと思うが、全く必要ないという意見には賛同できない。

数学の勉強について、私の見解をここに書いておこうと思う。

 

①数学を勉強すると、論理的思考が強くなる

数学を勉強すると、論理的な思考を鍛える効果があると思う。計算や証明問題等を通して、説得力のある論理を展開する練習ができると思う。イメージや思い込みで物事を判断せず、データや統計、数式を駆使して、誰が見ても納得のいく議論を進めていくことは、社会人にとって必要なスキルだろう。

 

②「数学の勉強は意味がない」=「学校の数学がわからなくて困っている」

生徒が「数学は無意味」という発言の裏には、学校で学ぶ数学の水準が高すぎて困っている、という本音が隠されている。生徒が数学につまづいてしまったら、一度簡単な問題に戻って再度復習ことが大切だ。本来は学校が困っている生徒のケアをするべきなのだが、過度の「自己責任論」が横行している学校はそこまでしないだろう。数学や英語で躓くのは生徒が怠けているからだ、というアプローチで教師が臨むと生徒は学びを楽しむことはできなくなってしまう。それは教育ではない。