【学校再編】急にやりすぎない

大野市議会で今後もホットな話題を提供してくれそうなのが「学校再編問題」の第2幕だろう。

学校再編賛成派、反対派の主な主張をまとめてみると、

 

(賛成派)

● 子供が少なすぎると村部の小中学校では良い教育が提供できない。

● 大きな学校のほうが、多様な児童・生徒がおり、人間関係を学べる。

● 今の校舎は結構古く、耐震のレベルにおいて懸念がある。

● バスを走らせれば、遠方の子供も通学できる。

 

賛成派の大きな学校なら良い教育が提供できる、という案は更に検証が必要。大きな学校を作るだけでは、「良い教育」はできないと思う。改革を進める気概が政治家・行政共に必要だからだ。

また、多様な人間関係なら高校まで行けば否応なしに学べる。

耐震の問題は更に検証が必要だが、有終西小学校の校舎はまだ新しい。

毎朝バスを走らせれば、通学の問題は確かに解決されると思う。但し和泉村は高速ができるまで無理。

 

(反対派)

● 新しい校舎を作るという案は壮大なお金の無駄遣い

● 村部が衰退していき、住民感情が許さない

● 和泉村の子供は通学が非常に大変になる

● 小さな学校のほうが、1人の先生が子供をしっかりと指導できる

 

新しい校舎を建てると巨額のお金がかかるのは確かに正しい。住民の理解を得るのは難しい。

村部の方々の住民感情は非常に大事。特に和泉村は通学の問題が出てくる。

小さな学校にも大きな学校同様に利点がある。英語教育や先生の負担を考えると、1クラスの生徒が少ないほうがやりやすいだろう。

 

双方の主張を検証してみると、少子化・人口減少は避けられない事態だが、数年前の統合案(中学1校、小学2校)は急速すぎて中立の人も反対派や慎重派に回ってしまったことが失敗の原因だったと思う。もしやるなら段階的に、例えば新校舎を建てずに上庄中を開成中に合併、尚徳中を陽明中に合併し、通学はスクールバスを走らせ、小学校は現状維持…といったゆっくりとした改革案が望ましいのではないか、と思う。大野市も「コンパクトシティー」という形で人口が市街地に集中することは、行政コスト面では望ましいことだと思う。子供が市街地に集中する利点で一番顕著なのは「クラブ活動」だと思う。

 

かねてから私が強く主張してきたのは、クラブ活動を学校から切り離すこと。今のままでは中学生が入りたいと思うクラブが学校ないケースが多々あるだろう。クラブ活動は大野市が運営すべきだ。学校の統廃合ではなく、クラブ活動の統廃合が喫緊の課題だと思う。ゆるくスポーツを楽しみたい子と、少数のアスリートを目指す子のニーズが共に満たされる部活を作ればいい。教員の負担も減らせるので一石二鳥だ。新校舎は必要ないのでお金もかからない。