【市議会議長の権限】議員なら知っておきたい

市民からあまり見えない議会のポストが、「議長」である。

実はこの地方議会の議長は、地方自治法でかなりの権限を与えられている。

総務省の資料によると、

 

秩序維持権(法§104・129・130・131)、

議事整理権(法§104)、

事務統理権(法§104)、

議会代表権(法§104)、

委員会における発言権(法105) 等

 

今日はこの104条秩序維持権について考えてみたい。議会で議論が紛糾してくると、時々汚い野次が飛んだり、観客が騒いだり、人の侮辱する発言が出たりする。そのときに、議長はそういった人たちを制止することができ、従わない人を退場させたり、警察につまみ出す権限を持つ。
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地方公務員法

第百二十九条 普通地方公共団体の議会の会議中この法律又は会議規則に違反しその他議場の秩序を乱す議員があるときは、議長は、これを制止し、又は発言を取り消させ、その命令に従わないときは、その日の会議が終るまで発言を禁止し又は議場の外に退去させることができる

○2 議長は、議場が騒然として整理することが困難であると認めるときは、その日の会議を閉じ、又は中止することができる。

第百三十条 傍聴人が公然と可否を表明し、又は騒ぎ立てる等会議を妨害するときは、普通地方公共団体の議会の議長は、これを制止し、その命令に従わないときは、これを退場させ、必要がある場合においては、これを当該警察官に引き渡すことができる。

○2 傍聴席が騒がしいときは、議長は、すべての傍聴人を退場させることができる。

○3 前二項に定めるものを除くほか、議長は、会議の傍聴に関し必要な規則を設けなければならない。

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それに加え、議長は議会の議事進行を統括する権限を持つ。

 

地方公務員法第百四条 
普通地方公共団体の議会の議長は、議場の秩序を保持し、議事を整理し、議会の事務を統理し、議会を代表する。

 

議長や議員が法律を知り、自分の権限をよく知らないと、事務局任せになってしまう。彼らは優秀だが、有権者に選ばれている存在ではない。やはり政治家が政治の主役とならないと、民主政治の質が低くなる。