県知事選、県議選のビラやチラシに我が家にもやってくる。
読み比べてみても面白くない。それは、内容が似通っているからだ。
どの候補もいいことしか書いてない。子育て支援、経済発展、福祉の充実 等等…
これなら誰がなっても同じだと有権者が思うのは当然だろう。特に若い世代はそうだ。
40代以上は義理で投票に行くが、若年層は魂を揺さぶられない限り行かない。
大野市の世代別投票率
2018.6 | 2019.2 | |
世代 | 市長選 | 市議選 |
18才 | 40% | 54% |
19才 | 30% | 30% |
20代 | 35% | 32% |
30代 | 51% | 49% |
40代 | 61% | 61% |
50代 | 72% | 70% |
60代 | 76% | 76% |
70代 | 74% | 75% |
80代以上 | 48% | 47% |
投票率 | 61.4% | 60.8% |
投票人数 | 17505 | 17250 |
心から「この候補者に入れたい!」と思える候補がいる有権者は何人いるだろうか。
ほとんどが友達だから、親戚だから、普段お世話になっているから、格好いいから、といった理由で投票しているのではないだろうか。
僕が18歳の頃、自分の魂を揺さぶる候補は、多くの既得権益が怒る「郵政民営化」を主張する小泉純一郎氏だった。二月の選挙で僕の言葉はどれだけ18歳の有権者の魂に届いたただろうか。
当たり障りのない、議論を巻き起こさない政策を訴えても若年層は見向きもしない。
そして本当にやりたい政策は、選挙の数ヶ月前に突然言い出してもよく伝わらない。
衆院選以外は選挙の時期はだいたい分かっているので、選挙に出るなら、1年前から政策を準備し有権者に訴えていくべきだと思う。
「夏休みの宿題廃止」は議論を巻き起こす主張だ。批判する人も多いと思う。
だからこそ、この政策は価値があるのだ。
有権者から褒められたい、嫌われたくない、という考えを捨て、自分が心から言いたいことを言う、それが政治家の魅力につながっていくと思う。私は市議である前に、政治家なのだ。批判される勇気を持ちたいと考えている。