皆さんの周りで「どうせ、〇〇したってダメさ」とすぐ口にする人いませんか。
僕はそういった人を政治的ニヒリスト(虚無主義者)と呼んでいる。
どうせ自民党が強いから、公明党は組織がしっかりしているから、政治には莫大な金がかかるから、
オマエなんか立候補したってダメさ…と言ってくる人がいる。特に政治に多少関心がある準インテリ層。
しかし、実際に本気になって政治に挑戦してみると、強そうに見えた相手が案外そうでもなく、
金もそれほど必要なかったという結果もありえる。
僕もよく選挙に出る前「市議なんかになって何するんだ。何もできないぞ。」とよく言われたものだ。
確かに市議は市長と違い1人でできることはあまり多くないかもしれない。しかし、市民の前で政策やビジョンを訴えたり、行政機関の前で質問をすることによって、影響を与えることができる。
政治家なんて誰がなっても同じ、1票なんて全然影響力はない、どうせ政治なんて本来汚いものだから、政治なんか俺には関係ない…などという人がいて、これも主要先進国で投票率が伸び悩む原因であると思う。1つ1つ検証していけば、これらは全て間違いだ。リーダーが変わると行政の方針が全然違う方向に進むし、1票差で選挙の結果が変わることもある(今回の相模原市議選)。クリーンな政治家も大勢いるし、政治家の決断1つで税金が上がったり下がったりするのだ。だから政治は私たちの生活に関係がある。その証拠に、歳をとると否が応でもそれがわかってきて40代以上の人は投票率が高くなる。
政治から虚無主義を取り除いていきたい。それができるのは政治家のパッション(情熱)だけだろう。