【休み明けの子供の自殺】実は、親の対応が鍵を握る

なつかしいデータを見つけた。休み明けに自殺した子供の数を日付ごとに表したグラフだ。

内閣府が調査しまとめたデータで、最も子供が自殺する日は9月1日。理由は少し考えればわかる。

長い休みの後、学校へ行きたくなくて仕方がない子供は一定数いるだろう。

 

日本の小中学校はいろんな意味で厳しい。

子供たちのために「ベストな教育」を提供しようと教委も学校も頑張るのだが、あまりに真面目にやりすぎるので、カリキュラムは、イベントやテストで一杯一杯になっている。日本の教育行政は何でも真面目にやりすぎるのだ。高校まではもっとリラックスして勉強やスポーツに取り組めないものか。

 

夏休みの宿題を終えていない子にとって、9月1日は恐ろしいに違いない。

大野市の小中学校もご多分に漏れず、かなりの宿題やイベントを課してくる。

 

ここで親の価値観が非常に重要になってくる。

 

今でもまだ結構いるのだが、親の価値観が伝統的な「学校至上主義」「成績至上主義」を引きずっていると、

子供はかなりつらい思いをする。子供も何とか学校に行こうとするが、体が動かなくなることがある。

次第に子供は不登校になっていく。

 

子供が学校へ行き渋っても、親がうまく子供の味方になってあげられれば、学校と折り合いがつけられるかもしれない。それができず、親と教師がそろって子供を叱る側に回ると、子供は精神的に追い詰められるだろう。場合によっては、取り返しがつかないことになる恐れもあり、その代償は周りの大人が払うことになる。

 

不登校の子供も増え、学校が絶対ではないと思う親の数も少しずつだが増えてきた。

各地にある不登校親の会も、極端な議論(ひきこもり20年も仕方がない、学校は悪etc)に走ることもあるが、世間の価値観に影響を与えるという意味では、一定の働きはしていると思う。

政治に対しては、まだ積極的とはいえないが。

 

日本の教育文化はすぐには変わらない。

しかし、努力すれば必ず変わる。

 

僕が中学生のころは、男子中学生は丸刈りが主流だった。しかし、時代の流れに合わないということで廃止になった。教育文化とは、すったもんだの議論の後、意外とあっさり変わることもある。

 

夏休みの宿題も、ほとんどの日本人があって当然と思っているが、廃止すべきである。

これが実行されるだけでも、9月1日の自殺者数は減るはずだ。

 

これは教育長率いる役人に任せてはできない。政治家が責任をもって決断すべきだ。