日本では、知事や市長といった首長が2期8年以上居座ることがよくある。
しかし同じ人が長い間権力の座に居座ると、その人は何かおかしなことを始める傾向がある。
3期目以前にも何やら怪しいことを始めていたかもしれないが、なぜかよく3期目で発覚する。
最近の例では大阪府堺市の竹山市長。3期目にいい加減な政治資金報告書を書いたのが分かり辞任。
福井県の前あわら市長も、女性スキャンダルで3期目に辞任。
大野市でも1期目は若く新鮮味のある市長が3期目に不人気な政策をゴリ押ししてくる傾向あり。
海外のケースでは、英サッチャー首相も当初人気があったものの、独善的な政権運営が3期目あたりから始まり、同僚が離れていった。
だいたい8年権力の座にいて、改革できない首長さんはそれ以上いても大して仕事はできないと思う。
政治家といえど公務員、改革してもしなくても同じ給料だからだ。強力な挑戦者が出てこない限り、波風経たずにやり過ごせれば莫大な給料と退職金が手に入る。
福井県はまだまだ民主政治が十分機能を発揮できていない。政治エリート集団に対し、民衆の力があまりにも弱すぎる。大阪のように自民党に対峙できる政治グループがないと、多選の首長が続き政治が活性化しない。
米大統領も(原則)最大2期8年まで。長くても8年で首長が交代するような福井県を作るべきだと思う。