【自民独走態勢】幸せ福井の「不都合な真実」

自民党県連が先の知事選で現職の西川氏を応援した県議や首長を処分した。

処分を受けた4人町長は、河合永充氏(永平寺)、内藤俊三氏(越前)、岩倉光弘氏(南越前)、野瀬豊氏(高浜)だが、そもそもこの首長たちは無所属で選挙に出て当選している。

 

なのになぜ、自民党が処分できるんだ?

 

答えは、当選したら自民党に入党しているから。福井県の首長は当選して自民党に入るようになっている。福井県では、自民党に脅威を与える政党は存在しない。故に、首長が自民党の党員でれば、2期目、3期目の選挙で無所属で出ても有力な対抗馬を立てられることはない。よって福井の首長選挙などの主要な選挙は、

①無投票

②自民系候補VS共産系候補(当選する気なし)

③自民系候補VS泡沫候補(当選の可能性なし)

になり、面白みに欠ける傾向がある。選挙がおもしろくないので、有権者は白け、投票率が下がり、団体票がモノを言うようになる。これが日本一幸せな県の「不都合な真実」なのだ。自民党内にも優秀な人材は大勢いるが、自民党しか有力な候補を出さないのであれば、コップの中の争いがあっても、選挙の時に有権者に選択肢を提示できない。

 

この構図を変えていかないといけない。自民系候補と競合できる候補者や政党が福井県にも必要だ。

 

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県議ら14人役職停止 自民県連党紀委が処分 知事選巡り 町長4人は戒告

(福井新聞2019年6月20日 午前5時00分)

 

 

 先の知事選で自民党推薦の杉本達治氏を支援しなかった党員の処分問題を巡り、県連党紀委員会は19日、県議、町長ら計18人を7月1日付で処分することを決めた。処分内容は公表していないが、関係者によると、県議と4月に引退した元県議の14人が県連の役職停止で、期間は9人が6カ月、残る5人は3カ月。町長4人はいずれも戒告とした。役職停止は党則に定められた八つの処分の中で下から3番目で、戒告は同2番目。(桂知之、大谷貴洋)

 

 あわら市内で党紀委が開かれ、処分内容を協議した。砂子三郎委員長によると、党紀委は▽昨年11月10日に杉本氏の推薦を党本部に求める上申を決めた執行部会の決定を不服とし、山崎正昭会長に抗議文を提出▽杉本氏の自民推薦が2月15日に決まったのに、知事選告示日の3月21日に西川一誠氏の出陣式に応援弁士として出席-の2点の行動が党則に違反すると判断。該当する18人について弁明書の内容などを踏まえて処分を決めた。

 

 砂子委員長は「何もしないままでは県連のガバナンス(組織統治)が保てない。今、決着を図ることで参院選に向けて県連が一丸になれる」とした。杉本氏を支援しなかった国会議員については、党本部に対応を要請したと説明した。

 

 関係者によると、処分の内容は、抗議文提出時に執行部メンバーだったり、出陣式に出席したりした県議7人と元県議2人を役職停止6カ月とした。抗議文提出時に執行部メンバーではなかった県議5人は役職停止3カ月にした。14人全員を1年以上の役職停止にする議論もあったが、杉本氏がノーサイドを目指していることや、知事選後に県会の自民会派が一本化したことも考慮して短くしたという。

 

 出陣式に出席した町長4人については、西川氏の地区後援会会長を務めていた事情などを考慮し、戒告とした。

 

 処分決定を受け、斉藤新緑幹事長は「執行部会で全会一致で何らかの処分をするべきだとの方針をまとめていたので、それでいいと思う」と述べた。党本部が杉本氏の推薦を決める前の抗議活動を処分の対象行動としたことに反発の声が出ている点には「多数決で決めたことを不当な行為と主張するのは明らかな反党行為」との考えを示した。

 

◆自民党県連党紀委員会が処分を決めた18人とその内容

 

■県連の役職停止6カ月(9人)

 

▽県議 山本芳男氏、関孝治氏、石川与三吉氏、山岸猛夫氏、仲倉典克氏、島田欽一氏、宮本俊氏▽元県議 中川平一氏、大久保衞氏

 

■県連の役職停止3カ月(5人)

 

▽県議 松田泰典氏、畑孝幸氏、大森哲男氏、鈴木宏紀氏、西本正俊氏

 

■戒告(4人)

 

▽町長 河合永充氏(永平寺)、内藤俊三氏(越前)、岩倉光弘氏(南越前)、野瀬豊氏(高浜)