選挙を行うことにもお金がかかる。選挙は全て税金で賄われているので、民主主義を維持するコストであっても、コストパフォーマンス(費用対効果)も同時に検証しなくてはいけない。
行政委員会によると、
大野市長選のコストは約1600万(ポスター用公設掲示板はそのうち約216万)
大野市議選のコストは約2900万(ポスター用公設掲示板はそのうち約700万)
合計4,500万円かかる計算になる。
市議選のほうが候補者数が多いので、倍近くのお金がかかる。
今の大野市では市長選と市議選を別々にやっているが、仮に同日選にするとどのようなメリットがあるだろうか?
1)費用が安く上がる
(とは言っても、人件費の約600万が浮くだけで、それ程安くはならないようだ。ポスターの公設掲示板の数も減らない。ということで同日選にすると別々にやった時にかかる4500万が4000万弱に)
2)投票率が上がる
同時に選挙をすると単独で別々にするより投票率が5~10%上がると言われている。
3)市民が1回投票するだけで、市長・議員が決められ、効率的。
4)2月の市議選を避けられる。
私が思うに、大野市の選挙において特に重要となるのは2と4。
低下傾向のある投票率を上げるのは当然(なのだが、組織票側は実は低投票率のほうが有難い)。
更に、大野の冬は気温が低く、運が悪いと大雪の中で選挙戦を行うことになる。
多くの高齢者が選挙ボランティアとして従事しており、寒い2月の選挙(市議選)は6月の選挙(市長選)より危険度が高いのだ。となると、費用はそれ程節約できないが、同日選のメリットは高いと言えよう。