今日の5時間にわたる市議会の全員協議会。焦点はやはり教育委員会提案の乾側小耐震対策について。
この案件に1時間半ほど使ったと思う。
大野市教委は乾側小学校の現校舎を取り壊し、2億5000万かけて軽量鉄骨校舎にする耐震対策を提案。
しかし、この案はハッキリいって多くの市民の間で評判が悪い。もちろんうちの家族も含む。
問題は、
● 乾側小学校は児童が16人しかおらず、今後児童数が増える見込みはない。
● 近隣に小学校が2つある。
20人もいない学校に2億5000万かけて新校舎を建てるというのは、費用対効果からすると最悪だ。
大野市の街中では、そんな小学校さっさと他校に統合してしまえばいい、という案がほとんど。
特にコスト意識の高い商売人の間では、この市教委の案は不人気極まりない。僕は商売屋の多い地区に住む。
それでは、乾側小の校区内(牛ヶ原、上中下丁地区)に住んでいる人はどうか?
乾側小の校区でもチラシを撒いているものの、意外なことに、教育委員会の案に賛同する意見はかなり少ない。僕の主張に反対する人は2人しかいなかった。乾側地区の住人ですら市教委案に不信感を持っているのだ。
市教委は数回地元住民と対話を重ねたというが、参加者は
● 7月30日説明会 18名
● 8月7日説明会 14名
● 9月11日説明会 14名
これだけの人数で、大野市の2億5000万の予算が動かせるのか。市長はこの案を承諾しているのか。
乾側地区で今後小学校に入学する子供(0歳~5歳)のいる家庭も、15人程度。
しかも、この児童が乾側小に入学せず、近隣の下庄小・有終西小に入学する可能性も大いにある。
ということで、児童数は今後も減り続けることが予想される。