質問1.乾川小学校耐震対策に2.5億円をかける価値はあるのか?
(最終責任者の明確化)
● この市教委案の最終責任者は市長か、教育長か?
→ 責任者が教育長であれば、市長はこの市教委案を了承しているのか?
(市教委案の費用対効果について)
● 地方自治法第2条14項に「地方公共団体は、その事務を処理するに当つては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない。」と書かれている。この市教委案は、この条項に合致した案だとに認識しているか?
→ 児童1人に対し、2000万以上かけることが費用対効果の高い案だと認識しているのか?
● 経費削減のために、乾側小を廃校にして、西校や下庄に統廃合すればよいではないか?
● 今後、児童数は増える見込みはあるのか?
→ 増えないのであれば、なぜ新校舎を建てようとするのか?合併すればよいではないか?
(乾側地区の住民の意見について)
● 自分で牛ケ原地区とようろう地区を回ったが、住民の多数が市教委案に反対という結果に驚いた。市教委案に賛成という人は2人だけだった。会えた人の9割以上は反対か無関心のどちらかだった。それでも市教委は乾側地区の住民の希望に沿って作成した案がこの案なのか?
● 地元の住民の理解は得られているのか?説明会には何人来たのか?
→ 住民の僅か2%以下に過ぎない、14人~18人の賛同で地域住民の理解が得られたと判断したのか?
(市長の政治姿勢について)
● 文化会館、道の駅、水の学校、民俗資料館の移築など、巨額のお金が動く、ハコモノ建設が相次いでいる。それと同時に、市の各種サービスの値上げが相次ぎ、市民生活にかかわる助成金が削減されている。この流れから見ると、石山市長の基本的な政治姿勢は、市民サービスよりもハコモノ建設の優先順位が高くなっているのではないか?
● 数百円、数千円の市民サービスを値上げし、ハコモノ建設に数億円かけることが、果たして正しい予算配分なのか?
質問2.「越前おおの水のがっこう」について
● このような施設はなくても、図書館、公民館、イトヨの里で代替できないか?
● この「水のがっこう」でしかできないことは何か?
● この水の学習施設を作ってほしいという、市民の要望はあったのか?
● 観光施設を兼ねる、ということだが、月に何人ぐらい来訪を見込んでいるか?
質問3.公立学校における「叱責」について
● 年上の人、先輩、管理職の立場にある人が、他者に罵声を浴びせながら叱責することで、DVやパワハラとして訴えられる事件が最近多いと感じている。
教育委員会としては、さすがに体罰はなくなったとは思うが、現場の教職員が大声を出して叱責することを容認しているのか?
● 立場が上の人間が、相手の行動を変えるために、大声を出して威嚇するといった間違った文化を、児童生徒たちが大人になる過程で学んでしまわないか、非常に懸念を覚える。市教委は大声で罵声を浴びせるような指導を控えるように各学校に通達する予定はあるか?
2017年には福井県の池田中学校で、教師の激しい叱責を苦にした中学生が飛び降り自殺をした事件があった。
絶対に起こしてはいけない事件である。大野市から20キロと離れていないところで自殺事件が起こったことを忘れずに学校運営をお願いしたい。