【政治家の世襲】日本型民主政治のアキレス腱

前回に続いて上杉隆氏の著書「世襲のからくり」を読んだ。アマゾンで1円で売っていた。日本は間違いなく世襲の政治家王国である。経済界の世襲はかなり減ったらしいが、政治は今も家業となっているケースがまだまだ多い。情けなや。あの小泉純一郎元首相でさえ、世襲を実行しているのだから。

 

お父さんが政治家だと、当選は楽でいいなー。まず、お金(=選挙資金)の心配をしなくてもいいし、まずもって人生お金で苦労した経験などないだろう。こんな人たちが弱者や労働者を救済する法律が作れるのだろうか?そして人脈もそっくりそのまま政治家の子供に受け継がれるから、選挙スタッフも充実している。そしてネームバリュー。親と同じ姓で、よく似た名前だと、選挙の時に名前を書いてもらいやすい。

 

だが、これだと政治家としての胆力が鍛えられない、と上杉氏は指摘する。つまり、元々政治家になりたい動機が強くないまま、周りのミコシに担ぎ上げられるケースが多いからだ。有権者が望むような改革や、候補者自らがやりたい政策を実現する力や意欲が育ちにくいのだ。そして選挙は周りのスタッフに言われた通りにやっていれば楽に当選できるはず。ていうか選挙区、資金、人脈が揃っている世襲候補が落っこちるというのは…相当な番狂わせか、候補者自身が「超訳あり」だったのだろう。

 

どこの選挙区にも政治家向きの一般市民は結構いると、私はみている。そんなに突出した経歴や能力は必要ない。必要なのは〇〇をしたい!という強い思いで、それがあれば後は政党や政治に詳しい人等が結構助けてくれる。だから、意識高い系の主婦や若者が普通に選挙に出られる環境を作っていきたい。いろんな人が選挙に出られる土壌を作っていけば、必然的に世襲議員の割合は減っていく。

 

2020年、市議2年目の自分の課題は、この「胆力」を高めていくことだと思う。少数派でも堂々と振舞える力、朝早くても雨が降っていても街頭演説やチラシ撒きができる気力を身につけていきたいと思っている。(雨が降ると、やる気⤵。)次の選挙の準備はもう始まっている…と少なくとも私は勝手に思っているし、チラシ撒き&街頭演説は有権者に最もインパクトを与える政治手法なのだ。選挙カーからのウグイス連呼は、近所迷惑。