【維新・下地議員の除名】維新の会の「新選組化」を防ぐために

維新の下地議員が中国企業の担当者から100万円の寄付をもらい、それを政治資金報告書に記載していなかったとして、維新の除名になった。つまりクビである。

 

N国党の立花孝志さんが速攻動き、下地議員に入党の要請をしているらしいが、立花氏の動画メッセージが秀逸。内容は松井代表の方針は厳しすぎる、ということだった。実は僕も維新の会所属ながら、立花氏の意見に賛同する。立花氏は「私は他党のことをどうこう言える立場ではないが…」とコメントしているようなので、党員の私が代わりに声を上げようと思っている。

 

通常、衆院選を戦うということであれば、100万程度のカネは簡単に動く。それは、決して望ましい在り方ではないが、現実今はそうなっている。下地議員はそれについて謝罪して、記者会見も行ったのだから、除名ではなく戒告程度が適当なのではないか、と思っている。

 

維新はストイックな政党だ。それが大阪の財政再建を軌道に乗せた側面は否めない。その実績があるから、僕も維新に入ろうと思ったのだ。

しかし、

丸山穂高衆院議員の除名、

田中厚志松原市議会議員の除名、

安藤なの香伊丹市議の除名、

そして、今回の

下地幹郎衆議院議員の除名

と結構維新議員の除名が立て続けに起きている。果たしてこれでよいのか?

懲戒処分には、注意、戒告、役職停止など、いろんなレベルがあると思うのだが、いきなり除名になってはいないか。この厳しさがかえって維新の居心地の悪さを作り出していないだろうか。そして、維新の党勢を削ぐ結果になっていないだろうか。

 

このまま行けば、維新は昔の新選組のようになってしまうかもしれない。新選組は「法度を破れば即切腹」というガチガチの組織で、切った敵の数よりも、処刑した身内の数のほうが多いとよく揶揄される。新選組の隊士は元農民が多く、だからこそ誰よりも武士らしくあろうとし厳格な法度を設け、それを適用していった。結果、隊士同士の仲間割れ、暗殺、密告などが後を絶たなかったんだと思う。

 

それとよく似たことが維新の中でも起きている。どこよりもクリーンな政党、誰よりもクリーンな政治家を目指すべく、大阪を中心に維新が頑張っているようなのだが、厳しさも行き過ぎると仲間の団結力を弱めるのではないかと危惧している。

 

僕は見た。維新の頃の丸山穂高議員と、N国に移籍後の丸山穂高議員の違いを。N国の丸山さんのほうが、非常に明るく元気だった。維新時代の丸山さんは今に比べると何か緊張した面持ちで、発言も優等生的なものが多かったように思う。

 

橋下時代から続く維新は、その理念は立派なものがあり、自民に代わる保守政党として存在感を示してきた。だからこそ、失敗や不祥事の程度に見合う懲戒のレベルについて再検討して頂きたいと思う。尊敬する政治家の一人である松井一郎代表には、切にお願いしたい限りである。