政治家よ、語れ

ベテランも若手もまだまだSNSで情報発信をためらう議員が多いのではないだろうか。SNS上で発言すると、誰がどう解釈するか分からないこともあり、比較的安全プレーでやりたい政治家にとってSNSは極力触れたくないツールかもしれない。最近1月に入ってから僕の動画投稿やブログに「物言い」を付けてくる人が増えてきたように思う。しかも、僕に直接というわけではなく、周りの人を経由して、僕の耳に入るわけなのだが。

 

1人の市議がここまで発言することはこれまであまりなかったのだろう。だから多くの人が戸惑っているようだ。私の発言は違法なものではないし、嘘の情報を拡散して他者を誹謗中傷したわけではない。僕の発言をたしなめる人も多い中、その表情からは僕の何を批判すべきなのかを計りかねているようにも見える。

 

政治家にとって言葉は命、とよく言われる。これは、一つの失言が議員の地位を失う羽目になりますよ…という否定的なニュアンスで語られることが多い。こんな雰囲気では政治家は有権者に向けて自分の言葉で語れなくなってしまうだろう。本来逆にそんな雰囲気と戦うのが本当の政治家なのだろうが、そんな橋下徹並みの逸材は何千人に1人ぐらいか。マスコミ等が歪曲報道を始めたらYouTubeで反論や釈明をすればよいのだから、堂々としていたほうが、有権者は最終的にはついてくると思うのだが。そこらへんの胆力はトランプ大統領やボリス・ジョンソン英首相を見習ったほうがいい。

 

私にに言わせれば、政治家の言葉は、希望である。政治家が住民や有権者にビジョンを与えることで、これから社会がもっと良くなるんだ!という希望を人々が持てる。今の閉塞感を打ち破ってほしい、商売人や公務員が普段言えない気持ちを代弁してほしい、これはどこの国の国民も思いは同じのはずだ。

 

しかし、政治家は選挙が終わると、焦点が議会内の仲間のほうへ向く。なるべく有権者に自分の思いを知られずに、議会内の議員さん同士で物事を決めたくなる。知らないうちに重要な法案が通ってしまっていると思ったことはないだろうか?もちろん、消費税はこうやって上がったのだろう。SNSなどに政治家としての自分の思いを載せたら、それが何であれマスコミか同僚議員からお叱りを受ける可能性が高い。なら、黙っていよう、となる。政治家も公務員、おとなしくしていても給料は変わらない。

 

政治家は語らねばならぬ。議員どうして集まって勉強会をすることはもちろん立派なことだが、焦点は常に有権者のほうを向いて仕事をすべきなのだ。そのために1枚1枚ビラを配っていては、大きな自治体では特に、SNSを使わなければ政治運動や選挙運動は莫大なコストがかかってしまう。そういうときこそ、SNSを使って自分のメッセージを選挙区のみならず全国に届け、国民に希望を与えていくのだ。