第2期ゲゲゲの鬼太郎(1972年)について語る

ゲゲゲの鬼太郎(第2期、1972年)について語る。突然これがとても面白いと思うようになった。実は小さいころ、VHSのビデオで何話か見たことがあった。ゲゲゲの鬼太郎は後年、合計6シリーズされてきたが、私はこの50年ほど前に作られた第2期の鬼太郎が大好きなのだ。

 

まず、

● ねずみ男が最高にいい味を出している。鬼太郎よりもクセの強いキャラだが、それでも主人公の鬼太郎を食っていない。更に、大塚周夫(おおつかちかお)の声は抜群。まさにザ・ねずみ男といっていい。

● 1970年代の高度成長期を経て、拝金主義が台頭していることを痛烈に風刺している。公害や成金、物質主義などが題材として使われ、欲望が自分を滅ぼしていく現実をつきつけられる。そして普通の人間が妖怪化していく姿は小学生だった自分にとってただただ恐怖でしかなかった。
● 鬼太郎はそんなに強くない。第1話の対どろた坊戦では順調に勝利をおさめたが、早速第2話で反物にされてしまったり、第3話で妖怪裁判で冤罪をかけられて処刑されそうになる。だが、どんな絶望的な状況でも仲間の機転によって番組のラスト5分で大逆転を収める流れが多い。毎回視聴者はハラハラさせられる。

● ねこ娘はそんなに可愛くない。

● 邪悪な妖怪たちに対して、決して無敵とは言えない鬼太郎。それでも仲間の助けのお陰で数々のピンチを切り抜ける…こういった展開は現代の私たちも共感できる。

 

アマゾンプライムでいつでも見られるので、よかったら見てください。便利な世の中になったものだ。