【立憲議員、歌舞伎町へ】N国立花氏の「開き直れ!」「うちに来ませんか」が面白い

コロナに関するニュースが続く中、ある立憲民主党の国会議員(高井崇志氏)が緊急事態宣言のさなか歌舞伎町のキャバクラへ行っていたという雑誌報道があった。なんでこんなニュースを地方の市議会議員が取り上げるのかというと、あの丸山穂高代議士が国後島に行った時と状況が似ているから。このような下世話な類のニュースは大衆受けするのでマスコミはすぐに飛びつく。メディアは政治家がまごつく様子を赤裸々に映して視聴率や発行部数を稼ごうとするのだ。メディアは面白おかしければそれでいいので、商売のために揚げ足を取ることにしか興味がないのだから。

 

もちろん緊急事態宣言が出たその日に歌舞伎町へ国会議員が繰り出したら問題になるのは、ちょっと考えれば分かるはずだ。なのに行ってしまったということは、そのお店が相当好きでハマってしまっていたのだろう。案の定、世論も立憲民主党も一斉にこの国会議員を袋叩き、議員辞職せよのオンパレードだ。全く丸山さんの時と一緒だ。ここまで世論が画一化してくると、自分のような人間は、物事をナナメに見たくなってしまう。そもそも大衆がどんなに叫んでも、国会議員団がどんな動議を出そうとも、刑事罰を犯していない無所属の国会議員を辞めさせることはできないのだ。少なくとも次の選挙までは。

 

ここでユニークな意見を述べているのは、久々の登場、N国党党首の立花孝志氏。彼が言うには高井議員は「開き直れ!」とのこと。立花氏の動画で、今風俗業はコロナで大変なんだから、経済貢献してやったんだ!(家族については議論の余地ありだが)誰にも迷惑かけてないし、コロナが収まったらまた行く!と開き直ることを勧めていた。はっきり言って笑えたが、皆が同じ意見を言う中、こんな意見もあっていいな、と心の底から思えた。

 

2016年米国大統領選挙の時、トランプ氏が過去に録音されていた「恥ずかしい」テープを暴露された時、彼は謝らなかった。家族には、ちょっと悪いかな、と思ったようだが、謝罪などは一切していない。政敵の目的はトランプに恥をかかせ、自信を失わせることなのだ。それを知っているトランプ氏は謝罪をしなかった。

 

逆に民主党候補ヒラリーの夫ビル・クリントン元大統領のスキャンダルを持ち出して、「俺なんかまだマシだ」という始末。鋼鉄のような面の皮だと思う。立花氏は官僚出身の超優等生・高井議員にトランプになれ、と言っているのだ。優等生は叱られることに弱い。確かに、政治家は修羅場を潜り抜けてタフネスさを身につけることが必要なのは自分の体験からもよく分かる。

 

立花氏の発言でもう1つ興味深かったのが「うちの党に来なさい」と言ったこと。刑事罰を犯したわけではないのだから、N国に誘いをかけているのだ。このユニークさがN国の魅力だと思う。メディアや議員たちから猛攻撃を受けている人物を仲間にしようという立花氏の懐の深さには頭が下がる。これ、実は新約聖書のイエス・キリストがやったことなのだ。

 

イエス・キリストが活躍した時代(日本の弥生時代ぐらい)、30歳になったイエスは宣教活動に勤しむ傍ら、道中で出会う若者を弟子にしていった。その中に徴税人のマタイという嫌われ者がいた。ローマ帝国の属領に住んでいたユダヤ民族から税金を巻き上げるユダヤ人なので、当然嫌われる。イエスはそんなマタイを仲間にしたのだ。イエスの名台詞「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。 休ませてあげよう。」 (マタイ11:28)というのがあるが、立花氏は「失敗した議員、行き場がない議員は、N国に来なさい。仲間にしてあげよう。」と言っているのだ。もちろんN国も議席数を増やしたいのでそう言っているのだろうが、非常にキリストっぽい振る舞いだと思う。一度N国の選挙の手伝いに埼玉まで行ったが、N国の選挙スタッフの間で、排他的な雰囲気は全然なかった。若いスタッフ達は皆福井から来た私を歓迎してくれ、選挙カーにも乗せてくれたのだ。

 

とまあ、いろいろN国立花氏にも突っ込みどころはあるのだが、人間の弱さについて非常に真摯に向き合っている政治家だと思っている。今後の彼の活躍にも期待している。

 

最後に、立花さん、できればまた福井県に国会議員候補を立ててくださいませ。