【高浜町長選】対立候補は4年間何をしていた?町議会からなぜ候補者が出ない?

高浜町長選が4月19日に行われた。関電問題で全国区となった高浜町の政治。結果は結局現職の勝利。

現職は強い、という「現職神話」が首長選には存在するが、よくよく検証すべきものである。今回の現職町長は関電不正献金受領問題もあったりしたので、態勢は決して盤石ではなかった。対立候補としては好機だったと思う。しかし、投票率は大幅に下がり、対立候補は得票をわずかに伸ばしただけ。なぜこのような結果になったのか、自分なりに検証してみたい。

 

高浜町長選の特徴は、4年前と今回の立候補者の顔ぶれが全く同じだということ。

 

     2016年  2020年

投票率  75.5%  68.8%

野瀬豊  4,074◎  3,242◎

一瀬明宏    2,287    2,537

 

対立候補の一瀬氏は、この4年間どういった活動をしてきたのか、私はよく知らない。しかし、この票数を見ると、十分に活動ができていなかったのではないか、と思われる。チラシを配ったり、街頭演説をしたり、SNSで幅広く自らの主張を訴えたりすることがどれだけできたのだろう。首長選に立候補するということは、自分のやりたい政策があるはずだ。それを4年間繰り返し繰り返し有権者の前で訴えることができていたのか、私には疑問を感じる。

 

また、投票率が大幅に落ち込んだのも、候補者の2人がそれほど魅力的ではなかったのではないかと推測できる。つまり町民の多くが「なんだまた同じ顔触れか」と思ったわけである。候補者に魅力が欠けると有権者は投票に行く気を失うのは古今東西どこも同じようであるが、日本も例外ではない。

 

こういう首長選になると、議会の動きも気になるところ。議員さんたちは、現職か対立候補のどちらかを支援に回ったのだろうか。しかし、福井市長選の時と同じく、議会の中から首長選の候補者が出てこなかったのが気になる。現職に対して厳しく対応してきた議員も何人かいたはず。議会の議員の代表者が首長選挙に出て有権者の前でビジョンを語ることをしないのだろうか。確かに首長選に出ると議員を自動失職するので勇気が要る。しかし、それでも議会から対立候補が出れば選挙は盛り上がるはずなのだ。市政・町政について首長に対抗しうる人材は議会にしかいないと考えている。