【書評:カエルの楽園2020】我々はナパージュ(NAPAJ)国を救えるか?

百田尚樹氏の名著「カエルの楽園」の続編。中国、韓国、北朝鮮からの圧力、及びコロナウイルスという新しい災いに対して右往左往する政治指導者と、無責任な言動を繰り替えす野党やメディアを面白おかしく揶揄したファンタジー?小説である。2017年に第1巻「カエルの楽園」が発売され、今回の第2巻「カエルの楽園2020」は日本中がコロナ禍に苦しむ2020年5月に発売された。

 

この小説の見どころは何と言っても登場人物のネーミング。昔の共産国家で政治を批判する小説を書く時、その人物の示唆するような登場人物が架空のキャラクターとして出てくる。日本の政治を少しでも知っているなら、「カエルの楽園」に出てくる登場人物が誰を指しているかすぐ分かるようになっている。

 

主人公は、ソクラテスとロベルトというナパージュ国を旅する2匹のアマガエル。この2匹のカエルが道中様々なカエルと出くわし、彼らとの対話を通して、実は一見平和に見えそうなナパージュ国が危機に瀕していることに気づいていく。

 

カエルの楽園に出てくる重要な登場人物・用語

 

プロメテウス:安倍首相

ガルディアン:野党

ツチガエル:日本人

ヌマガエル:韓国人

ウシガエル:中国人

スチームボード(鷲):在日アメリカ軍

ハンニバル三兄弟:陸海空の自衛隊

フラワーズ:SEALDs

三戒:憲法第九条

謝りソング:過去の謝罪

デイブレイク:朝日新聞

マイク:既存ますメディア

ハンドレッド:作者 百田尚樹

イエストール:高須クリニックの院長

ローラ:護憲派の独身メスガエル

ツーステップ:自民党の二階幹事長

スモールグリーン:小池百合子

プロテクターズ:自民党の保守派の若手議員

ウシガエルが登ろうとしている南の崖:尖閣諸島

ディーアール:Dr(医者)

バードテイク:バード(鳥)、テイク(取る)…鳥取出身の石破茂議員。

 

個人的にはイエストール(イエス!高須クリニック)と、プロテクターズ(「日本の国益と尊厳を守る会」の青山繁晴議員?)が気に入った。

 

コミカルな小説ではあるが、第1巻の結末は特に残酷で後味悪く、第2巻はコロナウイルスがナパージュ国に蔓延するというタイムリーなお話。とても読みやすいが、国防とは何たるか?を教えてくれる名作だと思う。ぜひご一読を。