【メディアは本質を語らない】自民党が派閥政治になるのは、野党が弱いから

自民党総裁選のニュースが、コロナウイルス・米大統領選を凌駕しようとしている。派閥の支援を受けた菅官房長官に対して、マスコミは党員投票を実施した総裁選を実施するよう必死で世論誘導に躍起だ。しかし、派閥政治をぶっ壊す!と豪語した小泉政権誕生から20年が経つが派閥は力を落としていない。なぜか?

 

野党が弱いからである。野党が弱いが故に、自民党内で内紛・権力闘争が起こるのだ。外の勢力が強かったら、内輪もめなどやっているとやられてしまう。しかし今公明党に守られた自民党を脅かす政治勢力は今の日本に存在しない。福井県の政治状況もよく似たもので、自民党一強だから山崎派と反・山崎派(滝波派)に分かれていざこざが起こり選挙の前だけ手打ちをする。福井県にも自民党を脅かす政治勢力はない。ということで、国でも福井県でも政治は一握りの勢力が動かしている構図が続いているわけだ。

 

もうひとつ大事なことは、そういう状況の中で我々はどういった行動を起こせるのか、ということ。「政治なんか民間人の自分が何かしたって変わりませんよ」とブツブツ言っているだけでは、既得権益側の思うつぼである。市議・町議から始めようではないか。地元の議会に陳情・請願を出してみようではないか。

 

日本と欧米先進国やアジアの民主国家の最大の違いは、大きな政党が2つ以上ないことだ。立憲は大きいと言えなくもないが、本気で政権を取りに行こうとは思っていない。議員になってよくわかったが、行政権を握る(与党になる、首長になる)というのは責任が重くてすごく大変なので、野党や1議員でいたほうが楽といえば楽である。

しかし、自民党1強体制では、自民党自身にとって緊張感が生まれないので、派閥政治なるものがどうしても生まれてしまう。まず、信頼できる野党を日本が育てること。日本国全体ではカネも時間もかかるので、まず自分の住む地元から変えていけばよい。 良いモデルは大阪維新の会だ。 自民党が野党になっている地域は大阪と沖縄のみである。そしてもう一つ、お金のかからない選挙を実現するためにも、政治の素人にもふんだんにチャンスを与えるN国の手法は斬新だ。この2党のやり方は我々福井県をよくする会の今後の活動を行う上で大変参考になる。

 

民主主義政治の屋台骨を支えるのは強い野党。独裁国家でも与党はあるが、強い野党はない。日本において、国民の政治的関心が薄かったり、投票率がイマイチ伸びない理由は、強い野党の存在が欠落しているからだと思う。その日本の弱さを補うためにも、微力ながら私は「福井県をよくする会」で多くの有権者による政治参画を促していきたい。