トーダイの役人臭い「福井県」からの脱却

福井県知事は歴代が自民党のミコシに乗った旧自治省・総務省出身の知事、加えて大野市の市長も東大出身の役人だ。大野市議会でも答弁は紙を見るか、極力自分は発言しないという姿勢が誰の目にも明らかだ。断っておくが私は今の現職杉本知事に投票した。別に杉本さんの公約に惹かれたからではなく、西川知事の多選を阻止したかったからだ。この2人、東大出身の役人上がりで自民の公認をもらうべく激しく争った。そう、この福井県をコントロールしているのは自民党なのだ。有権者ではなく、一党体制のために自民党が政治指導者を決めているのが現状だ。新聞やテレビは絶対に報道しないが、事実そうなっている。

 

10代、20代の頃、高木文堂氏が外務省をやめて福井県知事や福井市長を目指したことがあったが、彼も東大卒の官僚だった。ただ自民党が彼を押さなかったため首長を取ることができなかったが。地方議員として地道な活動を嫌ったのか、何度か首長選に立候補したのち政界を引退した。首長になれなくても議員として行政を監視することも重要だと思うのだが。

 

では、役人臭い福井県、とはどういったものなのだろうか?

このような思考がわが県に蔓延していると思う。

 

① 安定志向   👉 とにかく何事もリスクを負わないよう、細心の注意を図る。

② 権威に従順  👉 権威の正当性に疑問をもたないか、持っても行動に移さない(つまり選挙に出ない)

③ 公務員>民間 👉 商売は上級市民ではなく、シモジモの人々が行う生業

④ アピール下手 👉 言い換えると、当たり障りのないことしか言わない、ということ。

⑤ 政治家よりも役人を信頼する 👉 有権者の政治参画が弱い、政治に携わる者は「変わり者」。

⑥ 前例踏襲主義 👉 とにかくこれまでやってきたことを続ける姿勢。廃止すると責任を負うことになる。

 

今の政治や行政に民衆が大なり小なり不満を持っているのは確かで、自民党は決して人気があるわけではない。ただ、野党が弱く、金・組織がしっかりしているだけである。ここが問題の根本であり、18歳になると若者が県外に流出してしまう理由である。若者が新しいパラダイム、政治の流れを感じることができないのだ。

 

幸せ県日本一、福井県では起業が今盛んです云々と、「官製明るいニュース」が役所からメディアを通して伝えられているが、結局のところ現状を維持したいというベクトルが働いているに過ぎない。

 

もっとこう一般の民間人が選挙に出て議員や首長にならないと、福井県の民主主義そのものが錆びついてくる。もっとも民間人が政治家になってもいつのまにか自民党員になって、システムにどっぷり浸かってしまうのだが。もっと多くの民衆が政治に入っていかないと、どうしても愚かな政治家に操られてしまう。今の多選、無投票、世襲の蔓延はその証拠である。