政治改革なくして景気回復なし

バブル崩壊後、日本の経済は急速に冷え込んだのだが、特に地方はなかなか景気が回復せず、人口減少に歯止めが止まらない状況になっている。政権が変われば、総理大臣が変われば、ひょっとしたら景気が上向くかも…と多くの有権者がすがる思いでここまでやってきたが、いわゆる政治のプロたちは一般の民衆のことを十分気に掛ける余裕はなかったようだ。自分たちとその取り巻きのことを考えるのに忙しかったのだろう。

 

大野市のような田舎では状況は30年前と大して変わらず、18歳に私が大野を離れた時と、38歳になって大野に戻ってきた時と比べても閉塞感は明らかに強くなっている。バブル期が完全に過去のものになったからか、景気が悪い…という言葉も今ではあまり聞かれなくなった。人口減少は当然止まらない。私の世代の多くは他県にいなければ、福井市、坂井市、鯖江市に移住したりしたいるだろう。大野市単独で人口をV字回復させる施策はない…とは言わないが思いつかない。

 

大野市が抱えている問題は大抵、福井県内の他市町でも同じように抱えている。経済は振るわず、公務員人気は変わらない。教育は少しは変わったが、基本的な思想はペーパーテストで高い点を取ることが第一。政治は相も変わらず昭和的な自民党一党体制。一般の有権者はなんとなく、この福井がこれから発展するんだ、という感覚を得ることは難しいだろう。特に若い世代はそうだ。

 

経済や景気を回復させたいという気持ちは分かる。しかし、まず我々は政治を変えなければならない。

政治に対して無関心・消極的なままで、良い政策が実現されるとは思わなし、それはあまりにも虫が良すぎる。政治に参画するのは、国政政党の熱心な党員かちょっと変わった人、金もうけしたい人、という風なイメージを持っている人が多いままではダメなのだ。一般の民間人が気軽に市町の議会選挙に出るようにならなければ景気も経済も良くならない。

 

自民党一党体制のままでは、一握りの政治エリート&その取り巻き・子分で大切な政策を決めてしまう。最悪なのは選挙で、始める前から自民党の推した候補が勝つと決まっているので、選挙がセレモニー的なものに成り下がってしまっている。こんな福井県が発展するわけがない。

 

まず、政治参画。経済対策や人口減少対策について、良いアイデアをもった役人やインテリ系の市民はたくさんいる。しかし、実行しようとする政治家がいない。これまで選挙に出てきた人がどれだけの成果を出してきたのか。政治改革なくして、景気・経済改革は進んでいかないのだ。