テレビはなぜ衰退していくのか。9つの理由。

① スポンサー(カネ)に弱い

テレビは規制で守られた業界だが、それでもスポンサーという広告主の影響を受ける。昔からテレビ番組のCMが長いと感じた人は多かっただろうが、これもすべてテレビ局がスポンサーからカネをもらっているからである。そして視聴者の殆どはCMなど気にはしていないが、何度も見たり聞いたりしていると脳がそれを無意識のうちに覚えてしまう。また、番組もスポンサーの意向を無視したり、スポンサーにとって都合の悪い内容にすることができない。企業やカネの出どころが番組内容を決め、我々の考えに影響を及ぼしている。

 

② 誰もが参入できない規制された業界

テレビ業界は誰でも参入することができない。新聞は一応印刷さえしてしまえば、誰でも新聞を発行することはできる。しかし、テレビの電波帯には限りがあり、既存の局しか分け前にあずかることができない。2004年に当時の堀江貴文氏がフジテレビの株を大量に買い経営権を握ろうとしたが、テレビ局側の猛反発で失敗。今でもテレビ局は巨大な既得権益として日本に君臨しており、N国の立花孝志氏がNHKを執拗に批判してるのも淀んだテレビ業界に風穴を開けるためである。

 

③ 東京の情報がほとんど

テレビのキー局(NHK、フジ、日テレ、TBS、朝日、東京)は本社が全て東京にあり、流されるニュースや情報も東京のものが殆どである。地方にも局はあるが、キー局の下請け的な存在である。従来型の中央集権的な業界構造になっており、日々こういった情報に振り回される視聴者は、東京=先進的、地方=遅れている、というマインドに陥りやすい。特に若い人。人口の東京集中に拍車をかける間接的な原因となっていると思う。

 

④ CMが多い

見たくもないCMをたびたび流されると視聴者はイライラしてくる。しかも大事なところで突然CMが入ってくる番組が多く、しかも長い。

 

⑤ 時間と場所が制限される

テレビというのは、番組の時間が決まっていて、目の前にテレビがないと視聴することができない。例えば、今当たり前となったYouTubeなどの動画サイトではスマホがあればいつでもどこでも好きな時に再生することができる。この時点でテレビは既に時代遅れのメディアであり、早晩衰退を余儀なくされる媒体だと予測できる。少し考えれば、ラジオや映画館が衰退したのは、それぞれより魅力ある後発のメディア(ラジオ→テレビ、映画館→VHS)が誕生したからだった。

 

⑥ 意図的に情報操作をする

報道番組に多いが、タブーを多く作り過ぎる。北朝鮮が邦人拉致を認めるまでは、かの国を北朝鮮民主主義人民共和国と呼ばなければいけないタブーが存在した。世論の流れが一旦できてしまうと、その流れに逆らって少数派の意見を報道で紹介するようなことはしない。高橋洋一氏によると、マスコミ業界には理想論を上から目線で語るインテリ、つまり商売のできない左派系(社会党系)が多いそうな。昔ほど酷くはないものの、今も明らかにテレビは親中、親北、親韓国のスタンスでキー局は足並みを揃えて報道してくる。報道番組で誰をゲストに呼ぶかは「編集権」といいマスメディアのいわば治外法権ではあるが、既にその時点で議論の脚本ができている。ところでマスメディアの言う編集権とは、報道すべき内容を報道しないことも編集権のウチに入るので、胡散臭い。注意が必要だ。

 

⑦ つまらない番組が多い

これは年配の視聴者からよく聞く言葉だ。彼らは何十年とテレビを見てきて、はっきりと現在の番組の劣化に気づいている。昔に比べテレビ局は広告収入が格段に減ったため、安い製作費で番組を作らなければならない。そうなると、芸能人を使って安く上がるような料理ネタの番組やクイズ番組を多く作る。紅白歌合戦などはやらせのようなコメントのオンパレードで、見る気も失せる。

 

⑧ TV業界全体がそもそもブラック体質である

テレビ局が番組を作るわけではない。下請けの番組制作会社が番組を作ることになっている。しかし親方のテレビ局社員の給料は高いが、下請けの労働条件は格段に悪く、長時間労働・低賃金の代表のような業界になってしまっている。昔に比べCM収入が減ったテレビ局は、下請けに渡す製作費も大幅に削り、多くの労働者を苦しめているのだ。

 

⑨ YouTubeの登場

若者を中心に情報や娯楽はYouTubeで事足りるようになってきた。わざわざテレビを見なくてもスマホ1つでより面白いコンテンツを楽しめる時代である。若者はTVの時代は終わりだということを知っている。