【大野市役所、不祥事の連発】役人的リーダーに綱紀粛正は重荷

私が市議になってから2年経つが、不祥事が5件。最近は特に不祥事が続いており、中には全国ニュースにまでなったものもある。こういう事件が繰り返し続く原因は、明らかに市役所内に不穏な空気が蔓延しているからであり、これまで積み重なってきた悪習・悪癖が最近になって出てきたにすぎない。大野市役所の不祥事に関するニュースは他市町自治体に比べ、明らかに多すぎる。副市長の飲酒運転まで起こると、さすがに政治に関心を持たない市民ですら、確実にそう感じているはずだ。

 

不祥事が起こると、トップの責任が問われ、テレビカメラの前で深々と頭を下げる。石山さんの謝罪会見はこの2年ですっかりお馴染みになった。

2019年4月 大野市の介護施設で福井県知事選で投票偽造、5人逮捕

2019年9月 市職員による体育施設使用料(250万)着服

2019年11月  市職員による上司の印鑑無断使用

2020年11月  大野市課長補佐を逮捕 林道工事で30万円収賄

 

2021年1月 副市長、飲酒運転

 

これはあまりにも不祥事が続き過ぎだ。石山市長、田中前副市長は元市役所職員であり、役所内部の事情には熟知しているはずである。石山、田中両氏は岡田前市長がトップに連れてきた人物だ。彼らは皆つながっている。役人出身とあらば、自民党の言うがままに動いてくれるため、自身の政治的信念などは薄い。そういう人物が選挙で当選したり、議会で承認を受けたりしてきたのだ。役人出身の政治家で既得権益をバックに就任したリーダーでは、市役所を改革してやろう、という気迫が感じられないのだ。毎回毎回、「綱紀粛正に努めます」といって、数か月経てば別のスキャンダルにあたふたしている。こんな体たらくでは大野市は変わらない。

 

町づくりや、起業、市民活動で頑張る市民は大野市にも少なからずいる。しかし、彼らが選挙に出るなど、政治的指導者として参画してくれなければ問題の根本が解決されないのだ。いつまでもヤクニンに毛の生えた人物が自民党をバックに市政を動かしているようでは、同じようなことは必ず続く。

 

今年は大野のかじ取りを担う人物を選ぶ選挙はないが、次の年、2022年は石山市長の改選、そして自民党福井県連のドン・山崎正昭氏が改選を迎える。2019年に山崎氏の息子が県議選でNoを突きつけられたのと同じように、有権者の意思を既得権益側に突きつけなければならぬ。高齢化のスピードが県内随一のわずか人口3万強の大野市は、自民党から自立するか、今後も自民党に依存して生きていくのか、その判断が問われる「歴史が動くその時」は2022年なのだ。