【気候と大野市】天気も地理的条件も悪ければ…

今日は地村さんが大野に講演に来れなくて非常に残念だった。天候という不可抗力とはいえ、国と県が共催の地村保志講演会がキャンセルになったことは不運というしか言いようがない。ぜひ別日に企画をお願いできたらと思っている。交通の便の悪いわずか人口3万の自治体ではあるが、整理券は完売だったと聞く。住民の関心は非常に高いのだ。3月に予定されている大野市企画のデヴィ夫人の講演回なんぞより遥かに意義のある企画だったと思う。市税を使うのであれば、拉致問題なら地村さんの他にも蓮池さんや、横田めぐみさんのお母さんなど有意義な話を聞けそうな方は大勢いそうなものなのに、なぜギャラの高くつきそうな芸人を呼ばなければならないのか、理解に苦しむ。不祥事を連発させている役所のやることを理解せよ、というのも至難の業なのだろうが。

 

今日皿を洗いながら、福井県をよくする会幹事長の吉田君の動画を聞いていた。彼は関東地方出身なのだが、福井県の不満な点の1つに天気・天候があると言っていた。確かに冬は晴れの日が少なく、雨・雪が多い。福井の冬は湿度が高いため、関東の乾燥した冬に比べると肌には良いが、降水量はどの地域よりも俄然高い。雨・雪の季節は外出は不便だし、地村さんの講演のような貴重なイベントも天気のせいでお流れになった。

 

なぜこの話をしたくなったのかというと、都会の若者の視点を彼の動画から読み取れたからである。都会の若者が地方に移住しようと思ったときに、選択肢はたくさんある。首都圏から近く交通の便の良い長野県や静岡県などは人気だろうか。温暖な四国・九州、独特な雰囲気の北海道・沖縄、それぞれ魅力がある。しかし福井県となると、気候も地理的条件もかなり不利である。福井県がいい!と多くの都会の若者は感じてくれるだろうか。私が東京で育ったら、福井県に住みたいと思うだろうか。なにせ都会の若者が福井県に移住したら真っ先に車(+冬タイヤ)を買わないといけないのだ。必需品だが、かなりの出費になる。

 

市議会や市役所が一生懸命、人口減少対策云々を議論してきたが、福井県よりも、気候が良く、地理的条件の良い自治体もほぼ同じことをやっている。これなら福井県は分が悪い。それでも東京一極集中が緩和されることは良いのだが、若者にとって移住先は福井県でなくても良く、選択肢は多い。そして、福井県内でも更に輪をかけて不利なのが、わが町大野市。ただでさえ雪の多い福井県の中の豪雪地帯である。私と同年代の働く世代は毎年のように大野を出ていく。もちろん、それは坂井ー福井-鯖江ー武生方面に仕事があるからで、当然子育て世代と子供はそこに住むようになる。他市町と比べても、大野市は確かに分が悪い。先述の吉田君は三国在住で雪・雨の量を気にしていたが、三国の降雪量など大野に比べたら何でもない。

 

そう考えると、他がやっているような人口減少対策を大野市がやっても効果が少ないのではないか。他の自治体がやらないようなことを率先してやる必要が出てきているのだ。そして、これは石山市長、田中前副市長のような役人型政治家の最も苦手とするところである。役人の特技は前例踏襲なのだから。

 

しかし、ピンチはチャンスでもある。大野は福井県内でも最も停滞している地域の1つだからこそ、思い切った改革ができる土壌が生まれるという見方もある。どちらにせよ、市トップのリーダーシップが求められるのだが、今の石山市政から「新しい風」は2年半たった今も吹く気配はなく、役所全体がむしろ連続不祥事という「新しい風邪」にかかっているようだ。

 

今の大野市には、小手先の改革ではどうにもならない所まで来てしまっているのだ。