【テレビと池上さんと堀江さん】TV業界は利権体質構造である。

TV番組の劣化が酷い。テレビ世代のジーちゃん、ばーちゃんですら、テレビは惰性でみているものの最近の番組はつまらない、YouTubeのほうが面白い、と証言する。

 

ニュースは普通に自分たちの意図を前面に出た番組編成を行い、都合の悪いことは言わない、報道しない。それでいて他国ののように100チャンネルとかあればまだ多様性があって救いがあるものの、既得権益を死守するためかキー局の存在しか許さない。また、池上彰氏の番組のようなゴールデンタイムの放送であっても、「トランプ氏は人権に関心がなかった」のような報道を平気でやっちまっている。

 

東京の芸能人が食べ歩きをしたり、どういう生活をしているかを紹介する番組も、正直食傷気味だ。そんなものどうだってよい。寡占状態のTV業界が公共の電波を使って放送してほしくない。そしてCMもやたら多い。番組の一番いいところまで引っ張っていき、そこでCMを入れてくる。CMのないNHKは別の意味で既得権益だ。受信料制度も存続不可能だろう。

 

業界もそれで食っていかないといけないのでそうしているのだろうが、テレビ業界があくまでも利権死守で来ているため誰でも参入できず不公平極まりない。

 

今週は何かと暇があったので、結構時間を読書についやした。来週からはそうはいかなくなるが。今はホリエモン(堀江貴文氏)の著書にはまっているのだが、彼の半生を書き綴った「我が闘争」はなかなか読みごたえがあった。彼は小さいころからコンピューターやプログラミングに造詣が深く、その才能をうまく利用して財を成してきたが、離婚や会社内のゴタゴタ、逮捕・収監を経験してかなり苦労もしている。本を読むまで分からない彼の苦労話には親近感を覚える。

 

ここでもマスコミの特異体質が分かる部分がある。プロ野球球団買収までは、ホリエモンは時の人で時代の変革者のようにマスコミで紹介されてきたが、フジテレビ系列ニッポン放送買収を企てた途端、180度報道の流れが変わり、悪魔の権化・拝金主義者のようなイメージで報道されてしまう。TV業界は汚いなあ!と思ったのが正直な感想だ。

 

しかし、ホリエモンの戦いには意義がある。何も言わず、ただ黙々と日々を過ごしていては社会も組織もよくならない。「寄らば大樹の陰」的な生き方では、見せかけの安定しか得られず、我々は前に進むことはできないだろう。ホリエモンの監獄体験記「刑務所なう」も面白い。長野の刑務所の冬は極端に寒く、出される食事は健康的で、下手すると娑婆にいるより良いものが食べられる。堀江氏の考えには賛同できない部分もあるが、彼の生き方、考え方から学ぶ所は多い。