【良書紹介】「スマホ脳」 アンデシュ・ハンセン著

【良書紹介】「スマホ脳」 アンデシュ・ハンセン著

 

スウェーデンの心理学者が著した現代人になくてはならない機器となって久しいスマートフォン。別名、スマホ。老若男女問わず、1日何時間もスマホの使用に時間を割いている。これがきっかけで、学力・記憶力の低下や心身の状態が不健全になっていると著者は警鐘を鳴らしている。我々はスマホ中毒になってしまったのだろうか。

 

著者は、

●スマホを寝る前の1時間前には使うのをやめ、SNSはスマホではなくPCで使うべきだ

●またティーンエージャーを含めた子供世代にはスマホの使用を制限すべき。

●心身の健康を保つためにも適度な運動は大切だ(という話は皆分かっているものの、実践に移していない人が殆ど)

等と主張している。

 

私もよくよく反省させられる。あまりに便利なスマホを多用しすぎて、自分が中毒になっているのではないか、また他に大切なことを考えたりしたりする時間を犠牲にしているのではないか。人間がスマホをコントロールしているのではなくて、スマホが我々を支配しているのでは・・・という危機感を覚えてしまった。SNSを使うことで、例えば、自分のメッセージを拡散するためには有用だが、反面SNSを使いすぎることによって却って不安を増大させてはいないだろうか。

 

20年前に比べ著者の住むスウェーデンにおいて精神科を訪れる患者の数が数倍にも上がった、という体験談は日本人にとっても他人事ではない。同じことが起こっているに違いないからだ。これまで私は食生活を改善することについて関心を払ってきたが、スマホの使用制限や運動についてあまり注意を払ってこなかったことは素直に認める。

 

また、大野市の小中学校では今どうだろうか。スマホ中毒にかかっている若人の割合は何%ぐらいだろう。内容が内容だけに市政にも関連しており、学校などの教育機関のみならず、各議会でも十分に議論すべき点だろう。